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接ぎ木

2025.04.21 Mon 「 [PR]
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2014.04.28 Mon 「 H19.6.19 ④ 望郷フォトグラフsentence

乱反射でできた青い世界よ
重くて柔らかな還る場所よ


そこには何もないというのに

そこには私も居ないというのに


聞こえてくる 息づかい
聞いているの 私の声を


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2014.04.28 Mon 「 H19.6.19 ③ トレイントレインsentence
金の海を渡り、
  いつしか軌条(レール)は錆びていた。
    くたびれた座席(シート)に坐る彼女は、
      古ぼけた時計を胸に、
        明日の雨を数えている。

時間は隔たれ、


2014.04.28 Mon 「 H19.6.19 ② Lacrimosasentence

お水をください 甘いお水を
できればつめたいあなたの涙

あなたの心を癒したいのではなくて
わたしの喉を潤したいだけなのです

少しずつ 毎日毎晩飲みほして
いつしか枯れたら
眠たいお酒でお祝いしてから 泣かせてください


2014.04.28 Mon 「 H19.6.19 ① rootssentence

どこから来て
どこへ行くのか
どこで生きて
どこに死ぬのか

いつの日かたどる道を
いつの日かかえる土を

渡る風は 流れる水は めぐる血は

おぼえているだろうか


2014.04.28 Mon 「 H19.3.20 ④ 世果てsentence

海に連れていって
はじまりの場所へ


はなれた土
見えない空
知らない人

隔てたところにあるきれいなもの
隠れたところにあるきたないもの

触れておきたい
覚えておきたい


だから
この手を引いて
海に


2014.04.28 Mon 「 H19.3.20 ③ 白日ナイトメアsentence

夕方に目が覚めたら
空が
まっしろだったから
あわてて
バケツいっぱいの
色水をぶちまけたの

色水は
すぐに
ぱらぱらかけらになって
地面に落ちて
猫になりました

撫でてあげようと
手をのばしたら
猫は
砂になりました

砂は
すこしずつ
風が連れていってしまって

空が
ぱりぱり割れました


2014.04.28 Mon 「 H19.3.20 ② お彼岸sentence

ここに
わたしの場所は
ないのだと
思い知らされた
あの秋から
もう半年か経ちました

いずれ会えなくなるけれど
来られるかぎりは
また
何度でも


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